「○○の原因は◎◎だった!」

「 腰痛の原因は◎◎だった!」
といった切れ味の良いキャッチフレーズが飛び交っている。

でも、きっと正しくは、
「 今振りかえって考えれば、あなたの腰痛の原因は◎◎だったと言えるん
ですけれど、原因が◎◎だと解ったのは◎◎以外にも△△や□□、●●、
△□、その他もろもろの考えられる全ての項目をしらみつぶしに試して
みた後だからです。

いろいろ試してみた結果、現在のところ考えられる腰痛の原因の最有力候補は
◎◎です。または、◎◎に△△少々をくわえて、●△を混ぜた感じとも
言えます。」だと思う。
( 長ったらしくて切れ味も悪いのでキャッチフレーズとしては全く使えない。)

だから、僕の話は少しゴニョゴニョとしてしまうのだと思う。自信が無いわけ
ではないんだけれど。でも、切れ味が良くハッキリと断定した話をする人は、
相当な名人か、勉強不足な人か、嘘ツキの人なんじゃないかと思う。

ちなみに、日本体育協会のアスレティックトレーナーテキスト(旧)には、
「 コンディションを崩す要因 」として下記の項目が挙げられています。

コンディションを崩す要因
1.トレーニング  過度なトレーニング: 強度、負荷、頻度
2.ストレス
  ● 物理的・化学的ストレス: 気温、湿度、気圧、大気汚染、
   水 など
  ● 生理的ストレス: スポーツ障害、貧血、睡眠不足、
   胃腸障害 など
  ●生物学的ストレス: ウィルス、細菌、減量、休養時差、
   生活パターン など
  ●精神的ストレス: プレッシャー、不安、緊張、人間関係 など

もちろん、こういった項目以外にも視点を変えて様々な要素が考えられると
思います。

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