読書2010

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『なぜ人は市場に踊らされるのか?』読書記録

アメリカの有力新聞社、ワシントンポストが2007年に次のような ひとつの実験を行った。時は1月の寒い冬のことだ(午前7時51分)。 ワシントンポストの官庁街の一角にある地下鉄の駅の通路に バイオリンを持った男が登場した。 彼はお金を入れても...
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『ツキの波』読書記録

『運を無駄使いしているからだ。 運の活用方法を知らないのだ。 最初、10と10の運が戦っている。相手との運の和がそれぞれ20だ。 そのうちキミがなにかエラーをしたとする。または自分の運を 2点だけ無駄遣いしたとする。キミは10マイナス2の8...
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『街場の現代思想』読書記録

『敬』 という漢字の原義は『身体をよじる』という意味だ。 人間がどういう場合に身体をよじるのかを想像してほしい。 足が地面に固着しているときに、何か『危ないもの』が接近してくる と、人間は身体をよじる。死球をぎりぎりで避けるばったーの姿を ...
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『邪悪なものの鎮め方』読書記録

幼児とは『過去の私』のことであり、老人とは『未来の私』のことで あり、病人や障害者は「たまたまある分岐点で『あっち』にいった私」 である。 私たちは時間差を置いて、あるときはこの『十字架』を担う側に まわり、あるときは『十字架』として担われ...
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『思考の整理学』読書記録

頭の中で、あれこれ考えていても、いっこうに筋道が立たない。 混沌としたままである。 ことによく調べて、材料がありあまるほどあるというとくほど、 混乱がいちじるしい。 いくらなんでもこのままで書き始めるわけにはいかないから、 もう少し構想をし...
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『脳あるヒト心あるヒト』読書記録

「現代の日本人は、すべてが言葉になるはずだとどこかで信じ込み 始めている。これは危ない状況だと、私は思っている。 聖書には『はじめに言葉ありき』という文があって、これは都会人の 言い分なのである。背景となる状況が、まったく異なる人が出会った...
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『読まない力』読書記録

大義なんて、馬鹿みたいなものである。 しかし、それが消えた世界には暴力がはびこる。 『なにが正しいか』、大義が消えた世界では、 それは『だれが正しいか』に置き換わる。 『だれが正しいか』なら、『腕力がものをいう』のである。 「読まない力」 ...
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『アンダーグラウンド』読書記録

地下鉄サリン事件の取材ルポ。 村上春樹さんが、事件関係者62名の方を訪ねインタビューを重ねている。 この本のように、バイアスのかかっていない情報をたくさん集めると、 大事な共通する情報がいくつか抽出でき、真相に近づける気がする。 はっきりと...