『漱石文明論集』読書記録

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いま自分の中で『文明開化』が密かなブームです。

古人崇拝が衰え、今人崇拝が衰え自我崇拝が根本になる。
今の日本人が西洋人の名前の新しいのを引っ張って来る
のはこれらを崇拝するよりもこれらを口にするprideを得意と
するのだからつまりは他をadmireするの声でなくって
自己をadmireするの方便である。

『漱石文明論集』 三好行雄 編

(admireとは『(人を)賞賛する、ほめる』という意味だそうです。)

開化が進めば進むほど競争が益々激しくなって生活はいよいよ
困難になるような気がする。

前出より

漱石の時代を見る力、時代を見通す力が凄いですね。
文明開化が起きて間もない頃から、もうすでに現代の日本の有りさまを
予言していました。
どうやら漱石の生きた時代も、今も、あまり変わらないみたいですね。

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