寝グセ

「鈴木さん、髪に寝グセが立ってますよ。」
「あぁ、ほんとだ、気づかなかったよ。教えてくれてありがとう。」

小学生じゃないんだから、寝グセがついたまま仕事場に行くのはさすがにマズイ。
次の日は頑張って髪の毛をセットしてみた。

普段よりもワックスを多く塗って、髪の毛をふわふわに立ち上げて、
毛先をつまんで捻じってアクセントをつくる。
今日は大丈夫なはずだ。

「鈴木さん、今日も寝グセが立ってますよ。」
「あぁ、、ほんとだ。。。教えてくれてありがとう。」
頑張って髪の毛をセットしたことを一から説明するのが、なんだか恥ずかしくて、
また同じ受け答えをしてしまった。

きっちり七三分けにしようかな。
そっちの方が解り易いよなぁ。。

コメント