河合隼雄先生の本を読み返してランニングで気づいたこと③

ランニング

自分は「言葉で表現できない」世界を求めて運動していますが、運動でも
他の人のランニングのブログを読むと、「あなたに会ったことがなくて、
あなたがどのくらい『頑張った』のか分からないからマラソンのベスト
タイムと月間走行距離の数字を教えてください。」というふうに思って
しまうことがあります。

僕のフルマラソンのベストタイムは3時間55分秒で、この頃の月間走行距離は
100~120㎞程でした。
東京マラソンHPで2012年の記録を見ると、

完走者 35,129人
3時間未満の完走者 852人
3時間以上4時間未満 7,328人
4時間以上5時間未満 11,245人
5時間以上6時間未満 9,998人
6時間以上7時間未満 5,255人

東京マラソンHP参考http://www.tokyo42195.org/2013/past

これと比較すると、自分のマラソンのレベルは「中の上」くらいだと
いっていいと思います。
「頑張った」は本人の主観的な表現で、「頑張った」を数字で客観的に
表現してみると意外と自分より「頑張った」人が周りに大勢いたりします。

僕の記録を見て「凄い!」と思う人が6~7割くらいで、「たいしたことないな」と
思う人が3~4割くらいでしょうか。
(マラソン愛好家内の割合で、マラソンや運動に興味の無い人にはどうでもよい話です。)

「頑張った」という表現は本人の主観的な言葉で、「融合」の世界の
強い言葉だと思います。
年齢や性別や現在の体力レベルなどによって「頑張った」の内容は各々違います。
「融合」の世界に居着いて周りが見えなくなってしまうと自己満足で終わって
しまうことがあるので注意したいです。

運動や治療の「言葉で表現できない世界」のことを言葉で表現していこうと
することで「融合」の世界と「分ける」世界のバランスをとる努力を続けて
いきたいです。文章が矛盾していますが。