『いじめと不登校』②読書記録

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皆さん、個性、個性とやかましく言いますが、個性って教える
ことができませんね。
その子がそれしかできない、というのは教えようがない。

「いじめと不登校」  河合隼雄 著

個性を大切にすることが難しいのは、教えられないからなんです。
教えたら、もう個性じゃなくなるわけだから。
だから、個性を大事にしようと思ったら、ちょっと教えるのをやめて、
待っていなければならない。
そして、子どもから出てきたものを援助するわけです。

前出より

内田樹さんも

『自分の個性を知る』というのは、ほんらい『消去的作業』なんです。
自分たちの生きている社会の成り立ちを『勉強する』ことによって、
ある世代、ある地域集団全体にのしかかっている『大気圧』を認識
できた人間だけが、それを控除した後になお残っているものを、
自分の『個性』として認識できるのです。

とおっしゃっていた。

日本の社会でも、「個性を大事にしよう。」なんて言い続けてきたけれど、
大人も子どもも、わがままで恥知らずな人が増えただけな気がする。

個性、個性といっても、結局皆同じことをしていないと安心できないし、
同じことをしていない者がいると、それを集団から排除してしまう。
日本に本当の「個性」という感覚が身に着くのには、まだ時間が
かかるのかもしれない。

「個」を尊重する西洋文化と、「場」を大切にする日本文化。
河合先生は
「両方できなあかん。」
とおっしゃっている。自分もその考え方が好きだ。
あんまり引用と文章がリンクしてないですね、、すみません。

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