養老孟司

読書2015

『文系の壁』読書記録

養老 北里大学で学生に教えたとき、最初の講義で僕は学生にこう尋ねました。 「コップに入っている水にインクを一滴垂らしたあと、しばらくするとインクは消えてしまう。なぜだと思う?」 学生の答は、「そういうものだと思ってました。」 これは実にうま...
読書2010

『脳あるヒト心あるヒト』読書記録

「現代の日本人は、すべてが言葉になるはずだとどこかで信じ込み 始めている。これは危ない状況だと、私は思っている。 聖書には『はじめに言葉ありき』という文があって、これは都会人の 言い分なのである。背景となる状況が、まったく異なる人が出会った...
読書2010

『読まない力』読書記録

大義なんて、馬鹿みたいなものである。 しかし、それが消えた世界には暴力がはびこる。 『なにが正しいか』、大義が消えた世界では、 それは『だれが正しいか』に置き換わる。 『だれが正しいか』なら、『腕力がものをいう』のである。 「読まない力」 ...
読書2009

『かけがえのないもの』読書記録

~ 親の世代が、子どもに自分の育った環境とまったく違う環境を 与えてしまっているからです。 過去の自分を否定して子どもに自分と違うことをやらせている わけですから、これでは親が子どもの教育ができなくて、 当たり前です。 子どもにしてみればわ...
読書2008

『正義で地球は救えない』読書記録

『ほんとうの環境問題』に続く2冊目。 養老先生が巻末にダライ・ラマ十四世の言葉を紹介 していて、それを読んだら思わず涙が出そうになった。 『正義で地球は救えない』 池田清彦 養老孟司 著 『 家は大きくなったが、家族は減った。  どんどん便...
読書2008

『養老訓』読書記録

固くて平らな地面しか歩かない。 ~ ついつい不便をなくそうとしてしまうけれども、 それは不自然なのです。 ~ 人間は生物なのですから、そういう自然の状況で 動くようになっている。 それを限定された状況においては、おかしくなる。 『養老訓』 ...
読書2008

『ほんとうの環境問題』読書記録

日本の食糧自給率は現在、四〇パーセント弱である。つまり、 六〇パーセント強の食料を他国から輸入していることになる わけだが、実は食べ物全体の三割程度は食べ残しとして 捨てられている。 『ほんとうの環境問題』 池田清彦 養老孟司著 食べ物を残...
読書2008

『虫眼とアニ眼』読書記録

解剖学者の養老先生と、スタジオジブリの宮崎駿さんの対談集です。 親から、『うちの子どもはトトロが大好きで、もう100回くらい 見てます』なんて手紙が来ると、そのたびにこれはヤバイなあと、 心底思うんですね。 ~~ トトロの映画を一回見ただけ...