『街場の中国論』読書記録

アメリカにとって不幸なことに、日本にとっては幸いなことに、
アメリカは日本を開国させた直後に南北戦争に突入します。

外交的余力を失ったアメリカの極東への植民地的進出は
一八九〇年代まで停滞を余儀なくされます。いわばその隙を
突いて、イギリスとフランスが日本に忍び込んでくるわけです。

イギリスは薩英戦争のあと、薩摩、長州の『パトロン』となります。
一方、フランスは東アジアにおけるイギリスの覇権に対抗する外交的
必然から、江戸幕府を後押しする。つまり、幕末の勤王佐幕の戦いは、
近代史全体を俯瞰してみると、英仏の極東における植民地利権を
めぐる『代理戦争』でもあったわけです。
~       

(「街場の中国論」 内田樹 著 より)

西欧諸国のアジアへの植民地支配の歴史にとても興味が惹かれました。
今、アフリカでワールドカップをしていますが、アフリカの国の
地域の名前も植民地支配を感じさせる名前が多いですね。
また、別の本で勉強したいと思いました。

日本の歴史は、日本単独で進めているわけではないんですよね。
必ず他の国の干渉が入り影響を受ける。こんな風に幕末の日本を見る視点は
無かったので目からうろこでした。

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