内田樹

読書2012

『呪いの時代』読書記録

婚活もイデオロギー的洗脳によってエンドレスの顧客を作り出すというビジネスモデルにおいては就活と選ぶところがありません、就活における「適職イデオロギー」にあたるのが、「Someday,my prince will comeイデオロギー」、ある...
読書2011

『大津波と原発 内田樹×中沢新一×平山克己 』読書記録

中沢新一先生のお話をメモ 『 大津波と原発 』 内田樹×中沢新一×平山克己 エネルギー革命は人類の歴史の中でいちばん重要です。それは、人類が筋肉とは別の補助エネルギーをどうやって身につけていくかという過程です。 (・・・) それまでの石炭・...
読書2011

『 映画の構造分析 』読書記録

スパイ・ゲームのような 『 騙し合い 』 において勝ち残るための要諦は 『 出し抜くこと 』 ではなく、『 出し抜かれたふりをすること 』 なのです。より巧妙に 『 騙されたふりをした 』 者、あらゆる局面で『 裏をかかれたふりをした 』 ...
読書2011

『子どもは判ってくれない』読書記録

イラク戦争のとき、朝日新聞の社説は『米英軍はバクダッドを流血の都にしてはならない。フセイン大統領は国民を盾にするような考えを持ってはならない』と書いた。   この文章はまったく正しい。 だから、正しいことだけ言いたがる人は、必然的に『具体的...
読書2011

『現代霊性論』読書記録

釈 「 男女共同参画社会の構想って、じつは女性を安い労働力としていいように使うのに都合がよかったり、人材派遣業にとって都合がよかったりという裏がありますからね。 かつてフリーターがいかにも自由を謳歌しているように思われて いたこともありまし...
読書2010

『知に働けば蔵が立つ』読書記録

親の一方が英語話者で、家では英語と日本語をバイリンガルに しゃべっているという子どもが『英語で読み書きする』教科で ハイスコアを取るのを見て、たいていの人は『それはあまり フェアな競争ではない』というふうに考える。  しかし、親が『すぐれた...
読書2010

『街場のメディア論』読書記録

『 患者さま 』 という呼称を採用するようになってから、病院の中で いくつか際立った変化が起きたそうです。 一つは、入院患者が院内規則を守らなくなったこと(飲酒喫煙とか無断 外出とか)、一つはナースに暴言を吐くようになったこと、一つは 入院...
読書2010

『街場の中国論』読書記録

アメリカにとって不幸なことに、日本にとっては幸いなことに、 アメリカは日本を開国させた直後に南北戦争に突入します。 外交的余力を失ったアメリカの極東への植民地的進出は 一八九〇年代まで停滞を余儀なくされます。いわばその隙を 突いて、イギリス...